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村上春樹はくせになる
- この本の著作者 :
- 清水良典
- 2006.
- 12.
- 08
- (Fri)
- 10:26
村上春樹評論本は、よけいに難解で偏った内容の本が多いと感じるのだが、こちらの『村上春樹はくせになる』は、面白かった。
著者が村上春樹のファンとして、実際読んでみて感じた事や、気が付いた事が書かれており、所謂、研究本のような「こじつけ」的な押し付けも感じられない。
一般の普通の読者のように、村上春樹を読み、感じ、自由に思索する。
そのようなスタンスで書かれたらしい。
村上春樹をこれから読もうとする読者向けの解説本というよりは、一通り全部読んだ読者が「そうそう。それだ!」「そういうのも確かにあったなぁ」などと、今までの作品を思い返しながら読むと楽しい本だと思う。
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tag:清水良典
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村上春樹、河合隼雄に会いにいく
- 2006.
- 10.
- 22
- (Sun)
- 12:37
前に読んでからかなり時間が経っているので、もう一度読んでみた。
忘れっぽいのでね(w
この対談が行われたのは、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件の後であり、村上春樹が『ねじまき鳥クロニクル』を全て書き終わった後であり、村上春樹(の小説)は変わった、と言われ始めた頃(『ノルウェイの森』)からしばらく経ち、着実に変化し続けている頃である。
この対談の中で、心境の変化に至った経緯や出来事についての感想などについて語り、臨床心理士である河合隼雄が、面白いぐらいにそれらをきちんと整理し、一つの流れの中へ組み込んで行き、村上春樹の背中を押して行く。
また、河合隼雄は、村上春樹が「物語」の中に、今まで避けてきた「暴力」という物を登場させる心境に至った話についても、その必要性を鮮やかに解いてみせる。
見事なのだ。全く。
箱庭療法を日本で広めた河合隼雄とのこの対談には、「つまらない箱庭」と「ものすごい箱庭」というのが出てくるのだが、前回読んだ時は、「ものすごい箱庭」に憧れたのだが、今回は、つまらない箱庭を作る才能というのも捨てたもんじゃないなぁ、なんて思ったりして(w
夫婦関係の問題についての件は、前回は「ふーん」と通り過ぎたが、今回はニヤニヤ。
10年確実に歳をとったのだな、と実感する。











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