Benri-navi by myhurt
蟲師(1)〜(7)
- この本の著作者 :
- 漆原友紀
- 2006.
- 11.
- 03
- (Fri)
- 23:43
「蟲」という、異形のものたちと共存する世界では、時には「蟲」たちとの接触によって、人々に障りが出たりする。
蟲師は、日々、蟲について調べ、蟲によってもたらされた障りを取り除いて行く。
アヤカシお祓い系と思いきや、こちらのコミックはちょっと趣きが違うようだ。
アヤカシお祓い系は、大抵において、人間にとってアヤカシは忌み嫌われるものとして扱われる。
また、取り憑かれる方にも問題アリと描かれる場合が多いようだ。
いっぽう「蟲師」は、何かのはずみで「蟲」と接触してしまった人達(蟲達)を、「蟲」は蟲達の世界で、人間は人間の世界で、それぞれまた生きて行けるように、切り離して行くのだ。
成敗だとかお祓いの類とは違う。
ストーリーは、一昔前の昔話のような世界で、蟲師のギンコが、旅をしながら蟲に寄り付かれた人々と蟲を助け、「蟲」をとおして、人と人との関わりや、人々の小さな願望や幸せなどを、炙り出して静かに進んで行く。
このコミックを読んだ後は、目の前にある小さな幸せや、あたりまえのように存在する物事などが、とても愛しく感じられる。
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